Project Blog
2009/06/23 Goto in Bangladesh なにか「手ごたえ」と呼べそうなもの
19日深夜発の便で日本に戻って参りました。
前回のブログ以降・・・
ジェットコースターのような速さで毎日が過ぎて行きました。
山崎がバングラ入りして(もはやネパールですが・・・)、
サンプルを見せたり、一緒に開発中の革の確認に行ったり。
日本でもそうですが、山口・山崎が近くにいると時間の流れ方が変わります。
それに、この頃外部の工場やタナリーを廻る機会が多くありました。
2ヵ所をまわると一日仕事になるバングラのことです。
終日の外出が続き、しかも郊外に出てしまうと戻りも12時近く・・・。
あの暑さの中終日外出しているというのは、
家で仕事をする体力を奪います。
メールチェック・・・、ブログ・・・・・・
とうわごとのように呟いているうちに、次の日の朝。
ブログ・・・・・・、書きたい
と思いつつ、残り僅かな滞在の時間はサンプル作りと
仕様書作りに使われていき・・・。
例の如く「どたばたどたばた」
としているうちに、CNGの上で眠りについていたら空港にいるという
いつもの成り行きであります。
そんな風にして、19日に日本に戻り、
(私事ですが20日の兄弟の結婚式に出て、)
気がついたらまた日本でのいつもの事務所の毎日が始まりました。
いつもの事務所。
でもなんだか嬉しい気がする。
何でか??
それはきっと、前回の滞在とは違う、
何か「手ごたえ」と呼べそうなものを感じることが出来たから
そう思っています。
「私がバングラにいることの意味」
自分なりに見いだせたように思うのです。
そう感じられたから、また行きたいと思える自分がいます。
前回抱えて戻った「喪失感」とは違うものを、持ちかえりながら。
今回一緒に毎日サンプル製作に励んだバポンが、
「早く戻って来てね!」と言ってくれたこと。
これを聞けた時、今回の滞在が間違いではなかったと思えたのでした。。
バングラの工場が、現地スタッフ達の手で一歩一歩
歩みを続けていることを目にして、
その中で、「品質管理」や「商品開発」を基にした
土台作りを一緒により強固に進めていくことが出来ると感じて、
そして、より深く共有が進みつつある私達の理念を
共に胸に抱いて・・・
手前味噌ですが、私はこれからのバングラ工場に期待しています。
3年前、誰がこの工場を想像出来ただろう・・・?
1年後、2年後、3年後・・・
私達が、私達らしく確実な歩みを続けられることを信じて。
最後にモインと固い握手を交わし、帰ってきました。
「ここで出来ること、またやりに来ます」と心の中で呟きながら。
また、バングラに行きます!
どうぞその時には、また皆様にこちらでお会い出来ますように!!
僅かな間の後藤バングラ滞在記第2弾でしたが、
いつもお読み下さり本当にありがとうございます。
また日本でもばりばり頑張りたいと思います!
P.S.
私が一度食べたいと言っていた「ジャックフルーツ」を
帰国直前にお父さんが用意してくれていました!
ありがとうございました。
おいしかったですが、食べきるの大変でしたね(笑)
また食べにバングラに行きます!
2009/06/15 Goto in Bangladesh 祈りながらのサンプル製作
ネパールから風にのってやてきたのか、
なかなか風邪が治らない私です。
実はバングラでもひいておりました(笑)
今日はなんだかふらふらしてきたのと、
立ち仕事で腰がいたくなってきたのとでいつもより少し早めに帰りました。
前回、回復に向かっているとお伝えした
サンプルマスターモルシェドの妹さんの容態ですが、
実はその後依然として危険な状態が続いています。。
輸血が必要ということで、今日工場から一人
同じ血液型の工員が病院に向かいました。
他の人は?
と聞いたら、自分の血液型を知らない人が多いということ。
こんなところだけとっても、
この国では先進国の何倍も大変だと、改めて実感します。
モルシェドには無理せず、妹さんと一緒にいてあげてほしいと伝え、
私はモルシェドの穴を埋めるべくサンプルと格闘しています。
実はモルシェドの代わりに手伝ってくれているスタッフがいます。
バポンといいます。
バポンを最初に見た時は
「なんだか小さなおじさんみたいだな」(失礼!)
という印象だった私ですが、私よりも若いバポンです(笑)
とても親しみやすく、だんだんとお互いのキャラクターもわかってきて
一緒に楽しくやっております。
実は私は日本では「リアクション王」
などと時として言われておりまして
どうやらリアクションが大きいらしいのですが、
バングラの「リアクション王」は間違いなくバポンです。
やり忘れてしまっている箇所や伝え忘れてしまった箇所などを伝えた時の、
なんとも言えない表情でのけ反るしぐさ、
可笑しくていつも笑ってしまいます。
バポンも時折歌など歌いながら、楽しそうにやってくれています。
「バポン、タラタリー(早くー)」
と催促も忘れず挟みながら(笑)、
なんとかかんとか、進めております。
ところで昨日、初めて自分のデザインしたバッグのサンプルが
本番の素材で出来上がりました。
嬉しくて、わが子のようです。
昨日も今日も家にも持ち帰って、改善点を探しています。
「もっと良くするには?」
最後の最後まで諦めずに詰めていきたいと思います。
2009/06/12 Goto in Bangladesh 現実を受け入れることしか出来ないけれど・・・
皆様、更新がおそくなりました。
先週「金曜が休み」と言ってからあっという間にもう次の金曜でした。
この一週間は走り去るようにすぎていきました。
私はその間に約30時間をかけて、とあるプロジェクトを行ってきました。
そしてこの出来事は、
もし自分が死ぬ前に色々なことを走馬灯のように思い出すとしたら
「経験出来て、良かった」
そう思えることの一つになったと思います。
こちらに関しては、別途皆様にご報告するつもりでおりますので、
少しお待ちくださいませ。。
そして・・・そんなロングジャーニーの後は、
様々なトラブルがありなかなか進まないサンプル作業と格闘し、
昨日が水曜で休みまであともう一日あると感違いしていて
ショックを受けた私です(笑) サンプルが終わらないよー!!
バングラの工場もなんだかどたばたしています。
進行中のプロジェクトに問題発生!!
「代替案を~・・・・これならできます!」
すぐに試して日本へ提案。
新しくこういう企画が入りそうなんだけど、出来そうかな?
「やってみまっす・・・・」
サンプル作成、これでどうでしょか?
どたばたと入るアディッショナルタスクをさばくのは
日本もバングラも同じなのですが、
自分一人では進められないところと、バングラペースとの共同作業なのが
難しいところです(笑)
「コックラント~。(疲れたー)」
暑さとドタバタの中
走り続けて、一日の終わりにはへとへとです。
昨日、大きなニュースが入りました。
いつも一緒にサンプルを作ってくれている
モルシェドの姉妹が大きな事故にあったのです。
チッタゴン付近からダッカの病院へ移動してきたそう。
もちろん、モルシェドは病院へ。
事情を聞いたディレクターが、金銭的なことは
会社も助けられると言い、山口からもメッセージが届く。
「お金のことは心配しないように。
それから、家族を支えるのはあなただから、心を強くして頑張るように」と。
工場からの帰りのリキシャ・・・・、
ぎゅうぎゅうに詰め込まれたバスを見ながら、想像していました。
「モルシェドの妹(姉?)は、
一体どんな環境でチッタゴンからこのダッカまで来たのだろう。」
仮にバスでなくて電車だったとしても・・・
救急車両なんて、ないんじゃないか?
想像に難くない厳しい環境の中、
大変な傷を負い移動していることを想像すると・・・
何とも胸が苦しいです。
日本だったら・・・・
緊急移送でヘリコプターだとか、可能な限り最善の方法で運ばれるところ。。。
「日本だったら助かっただろう」
そういう状態で命を落とす人はこの国にはいくらでもいるだろう。
大きな違いを前にして、
でも、今はその現実を受け入れることしか出来ないけれど・・・。
先ほどムンナが確認したところ、
幸いモルシェドの妹は、一命を取り留め、
回復に向かっているようです。
2009/06/06 Goto in Bangladesh 金曜が休み
皆様、こんにちは。
結構知られざることですが、バングラの会社は通常金曜が休みです。
官公庁は土日休みのようですが、一般の企業は金曜。
週一回が多いようです。
マザーハウスの工場も例にたがわず金曜休みです。
先日ディレクター達と生産スケジュールの話をカレンダーを見ながらしていたら、
???
何かが違う。
そう、カレンダーの曜日の並びが違ったのです。
なるほどー。
本当に国中が金曜休みなのだな、と実感したのでした。
というわけで昨日は工場はお休みでした。
私はデザインの遅れを取り戻すべく、工場にやってきてバッグのデザインと格闘しました。
いつもより広く感じる静かな工場で、デザインが見えてきた気がしています。
いつもサポートしてくれる「お父さん」こと猪野さんも
「調べ物があるから」と一緒に工場に来てくれました。
猪野さんは前回も「調べ物がある」と、私の休日出勤に付きあってくれました。。
本当に感謝感謝です。
さて、そんな金曜の休日を終えて今日はシップメントの日です。
みんなが慌ただしく作業をしています。
そんな中、ひとり面接に来た応募者がトライアルで働いています。
前回のメールでもお伝えした通り、
新しく入った人達が柱となり、確実に生産体制が強化されている現状を見た私は、
ひとり、またひとりと確実にスタッフが増え、
より強固な生産体制を築いていければいいなーと願っています。
(というわけで、密かに応募者を応援しています)
服の工場はたくさんあれど、
バッグの工場はまだまだ限られているので、
バッグ製作の技術を持った職人を探すのはなかなか大変なのです。
彼がまた柱となってラインを強化してくれることを願いつつ、
私も最後の検品作業に勤しみます。
今回感じたことの大きなひとつに、
「一緒にラインに入ること」がもつ重要性があります。
前回は私はプロダクションには参加せず、
デザインを中心にしていました。
今もデザインが中心ではありますが、
「検品」という作業工程の一つを担っています。
デザインはもちろん必要なことですし、
開発がなければビジネスは成り立たないわけですが、
工場にとってメインの仕事は何と言っても生産。
その生産の中で付加価値を付けられるかどうかというのは、
結構大きいな~と感じています。
シップメント前はディレクターも私も交えて全員が最後の大詰め作業に参加する。
その中に入ってこそ初めて共有出来たものがあるように感じます。
皆様に少しでも早く商品をお届けできるよう、頑張ります!
2009/06/04 Goto in Bangladesh 朝から感傷に浸ったり象が出てきたり
バングラの工場には私が前回日本を去る時にはいなかった
新しいスタッフが3人増えています。
それから前回滞在中に面接を受けに来ていて
少しトライアルで一緒に働いたスタッフが2人。
合わせて5人増えて、前回に比べて随分ラインとしての体制が出来てきたと感じています。
特に山口のブログを見ると、私達は(バングラは)
今次のステップに進めるところに来たのだな、とつくづく感じます。
今山口が奮闘しているネパールでの最初の最初の段階。
きっと、このバングラの工場もいっしょだったんだよな。
そう思うとなんだか信じられない気持になります。
本当に細かい検品の項目を受け入れて、
直して、次に同じことが起こることを防ぐために共有して。
もちろん、私達はまだまだ改善するところがたくさんあるけれど、
「バングラで日本のマーケットに受け入れられる商品なんて一から作れるはずがない」
もしそう思っていたら、この工場は今なかったんだ。。
シップメント前で慌ただしい朝なのに、
前回よりもぐっとシステマチックに進む工程を前にして
感慨深くなってしまいました。
でも、ここからがまだまだ本番ですね。
ステップ・バイ・ステップ
工場にいることが嬉しいです。
みんなの笑顔がもっともっと増えるように、
まだまだスタートラインだと気を引き締めてがんばりたいと思います。
さて、そんな感傷に浸っていたらすごいものに遭遇しました。
ベランダでお茶を飲んでいたディレクターモインに呼ばれ、
行ってみると、そこには・・・
後藤:「おーーー!象!!」
モイン:「まれにこの道を通る。みんながチップを払って彼らは生計を立てているんだ」
後藤:「観光地に来るならわかるけど、こんな道(万年渋滞地区)にくるなんて・・・。信じられない。」
その後、果物の露店前を通る時、
象が食べちゃうんじゃないかなと思って見ていたら、
店の人がカバーを被せて商品を必死に隠していました(笑)
幸い食べられずに済んだようです。
この国は・・・・もう、何でもありかっ!
2009/06/03 Goto in Bangladesh また来てしまった・・・
皆様、お久しぶりです。
1月の末に初のバングラを後にしてから、すっかりご無沙汰してしまいました。
あれから約4ヵ月、5月末に私はまたバングラへ降り立ちました。
現在はこちらに来て3日目の夜です。
できれば初日からきちんとお伝えしたかったのですが、気がついたら3日目の夜でした。
「暑いと疲れ方がこんなに違うのか・・」
と痛感しています。
毎日工場では作業やミーティングを中心に動いているので、
PC作業は帰宅後がメインになります。
お風呂に入って、「さあやろう」とPCに向かうとすぐに
頭が机にぶつかるんじゃないかと思うような激しい眠気に襲われるのです。
というわけで初めから言いわけをしておりますが、(笑)
3日目からのスタートをお許し下さい。
※ちなみにネパールのみならずバングラの社宅もお湯のタンクが壊れて毎日水風呂です(泣)
2回目のダッカ空港。
深夜なのに(am1:30)長々と待たされるイミグレを待ちながら
「また来てしまった・・・」となんとも独特な気持ちになりました。
「今回もいろいろあるかな」「でもやるしかない」という覚悟と
「どうして、この国とこんなにも関わることになったんだっけ」
という何やら運命的な腐れ縁のようなものも感じたりして・・・不思議な気持ちになります。
「また来てしまった・・・」
でも前回よりもより現実的に見ること・体験することが出来るような
そんな期待も感じていました。
今回こちらに来た目的は主に3つです。
1.サンプル作成
2.品質管理レベルの向上
3.長期的な関係づくり
サンプルでは前回はチャームの作成のみでしたが、
いよいよ初のバッグです。
タイトなスケジュールですが、サンプルマスター:モルシェドと毎日奮闘しています。
モルシェドの引っ越しなどで最初からちょっとビハインドスケジュールですが(泣)
毎日サンプル作りは結構楽しんでいます。
「モッシェル(モルシェッド)、今日のプランはこれね。
もし、終わらなそうだったら他のスタッフにもヘルプをお願いして終わらせましょう。
それでも終わらなければ・・・・・・、宿題!」
などと(半分本気で)言いながら進めています。
モッシェルはスピードが速いわけではないですが(私もですが・・・)、
とても丁寧に作ってくれるのでひとつずつ出来上がりを見ると、一緒ににんまり。
より効率的に進められるよう一つずつトライしながら進めたいと思っています。
それと品質管理ですが、こちらも毎日少しずつ進めています。
毎日時間を決めて現地の品質担当と一緒に検品をしながら、
日本での検品方法を共有しています。
最終での検品精度を上げることももちろんですが、
「最後の検品で問題発覚するとロスが多い」
ということを全員で共有して、各担当が自分のプロセスの品質をチェック出来るよう
改善を進めています。
最後が本質的には最も大きな目的です。
「現地のみんなと一歩ずつ信頼関係を築いていくこと」
今の関係性が悪いわけではないのですが、
まだまだこれからだと感じています。
それと現地のマネージャーモインにも「今回の方がリラックスしている」
と言われましたが、自分で振り返っても前回は焦りすぎていたように感じています。
問題が色々と発生し、
小さな衝突もあり、
なんだか悪いところばかりが出てきてしまったような・・・そんな状態でした。
今回はそういう意味では楽な気持ちで始めています。
最初がボトムでしたので、上がるしかないということです(笑)
色々と、もっとスマートに出来ればいいのに
とは思いますがぶつかりながら学ぶのがやっぱり私には合っているようです。
というわけで前回色々とぶつかった分、
今回は前よりもやわらかな気持ちで前に進めるような気がしています。
焦らず、欲張らず。
「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」
よく父に言われていました。
賢者は歴史に学ぶ、ねぇ。。
と思いながら
私はまだまだぶつかりながらの経験に学ぶことの覚悟を決めています。
きっと今回も
経験から学べることが、たくさんあるはず。。
がんばりまーす!

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